感情を同じくする男女

つまり思いやりがあり『感情を同じくする』男女です。ふたりは、第三者の眼には甘く見えます。しかし、当人同志は、これが当り前だと思い込んでいます。子供はどうかとおぎぎになりますか。ふたりくらいいるかもしれません。男の子と女の子。でも子供は授かりものだ、子供がもし恵まれなかったら?lあるアメリカの学者はこういっています、子供がなくて十五年間、大して夫婦喧嘩らしい喧嘩ひとつせずに暮してきた夫婦は、いちばん幸せな一等夫婦の部類に入るだろうと。子供があっても、母となりすぎない妻、父となりすぎない夫、つまり子供をある程度無視して相かわらず、夫婦であり得る男女です。二人とも健康です。財布は共有です。不幸にしてどっちが先立っても、残されたほうは百万円の保険金がはいります。喜びや楽しみごとはいっしょに、苦しみは相手の分までだまってしょいこむ、lこれなら一等夫婦になりませんか。そんなのが一等夫婦なら、一等夫婦なんて、月並で、平凡で、どこかそこらの、横町のこじんまりした借家にいるじゃないの、ホラ、なんとなく、じじ臭くて。ハァッとしない一組Iたしかに、そうなんです。考えてもごらんなさい、「幸福な家庭はいったいに似かよったものであるが、不幸な家庭は拳なそれぞれに不幸である」と『アンナ. カレーニナ』の第一行にトルストイは書いているじゃありませんか。出会いは、たくさんあるので、相性が合う人がきっと見つかります。

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