協業の精神にみたされた夫婦

ふたりは、ふたりを心の底から理解し合っています。それでいて、お互いに尊敬し合っています。ふたりの趣味は相通じ、ふたりの思想’ものの考え方は符節を合わしたように同じです。たとえば二人が幾日間、閑静な温泉場の一室に逗留したとしても、退屈することをしりません。しばらく黙り合っていれば、どちらかがツーといい、カーとこたえましょう。どうもいささか抽象的に、いや、神秘的に書きすぎたようです。もっと具体的に書きましょうか。彼が忙しいときは、彼女も忙しいのです。夕飯がすむ、ふたりはいっしょにチャブ台の上を片づけます。ふたりはいっしょに新聞をよみ、いっしょにラジオをきき、いっしょに眠り、いっしょに起きだします。このネクタイも好いかげんしめたものだと、夫がある朝、出がけに考えるとき、「これ、どうお。昨日買ったんだけど」と妻は新しいのをさしだします。今日はクレンザーを買いましょう!と思っていながら、ついうっかり買わなかった夕方の変の前に、夫はチャンと買ってきました。昨夜、夫はクレンザーのなくなりかけていたのを知っていたのです。
それじゃ、まるで、どっちが男で、どっちが女だかわからないじゃないの、あたし、そんなのイヤだわ、あなたはこういいますか。そうだとすれば、あなたの思想は封建的です。一等夫婦というのは、最もよき仲間同志のことです。分業は分業として、協業の精神にみたされた夫婦のことです。なんでも話し合います、ただし相手のデリケートな気持を少しでも傷つけそうなことは別として。コミュニケーションは大切です。出会った結婚相手であってもコミュニケーションが出来ていないと幸せな時間は長くは続きません。

参考:出会い アプリ